「施工要領書 / 標準新設工事」 印刷はこちら

ポリマーセメント系防藻塗材 施工フロー図
作業手順書
分類番号 作業名称

防 藻材塗覆工事
作 業区分 手 順 品 質、安全上の急所
準備作業 1.客先との調整
2.仮設足場の架設作業
(1) KY活動の実施
作業内容、作業範囲の確認
(2) 足場の架設
仮設足場計画書に基づき架設する
(必ず2人以上の共同作業とし、材料の受渡しは、相互合図確認しながら作業する。)




安全帯、手袋などの着用。
単独作業の厳禁。
3.材料の保管及び管理

材料搬入立会検収を受ける ため、材料の数量が判明出来るように保管する。
(1) 材料の保管は、あげ床のある倉庫に乾燥状態で保管す ることを原則とする。
(2) 屋外に保管する時は、土・コンクリート面に接する事 のないようパレット等を敷き、その上に積み重ねる(※材料別に保管する。)
積み重ね段数は(目安)
Sコンパウンド(25kg/袋)は8段以下
PCエマルジョン(5kg/缶)は3段以下
Cコンパウンド(6kg/袋×2)は3段以下
着色剤(3kg/缶)は1段とする
  材料の周囲は、風雨の場合でも、雨水の侵入のないよ うにシート数枚を重ね、トラロープ、又は他のロープで固縛する。
(3) 使用材料の空袋・空缶は各工程毎に確認(対設計数 量)し、過不足を把握し準備する。
各工程毎に使用数量を監督がチェックすることもある ので、その都度準備しておくこと。
(4) 使用材料は
Sコンパウンド袋、Cコンパウンド袋は、10枚づつ束ね固縛する。
PCエマルション容器はカッターで半分に切り10枚重ねて固縛する。







冬場は、氷点以下になる恐れのある場所には保管しな いこと。
本作業 1.ディスクサンダーケ レン作業(下地処理)
(1) ダイヤモンド歯付きの治具 を使用し、ケレン作業を行う。
(2) 保護具(メガネ、マスク他)を着用し、小型プロワー でエアープロー確認しながらケレン作業を行う。
(3) 施工面の上、下(端部)を+10mmマーキングし、 余分にケレン作業を行う。
ケレン残し部分がないか全面確認する。
コンクリート脆弱部を確認する。
(脆弱部がある時は下地材 で先行して修復する。)


片手作業厳禁、必ず両手作業とする。
30分毎に休みをとる。
適宜、マスクのフィルターを取替えながら作業を行う 。
ディスクサンダーのスイッチは、手元 ON - OFF 厳守する。
作業通路の整理整頓、コードの流れを確認しながら作 業を行う。
2.高圧洗浄作業
(1) 洗浄機の筒先(ノズ ル)100mm〜150mm距離をキープし施工面にノズルを直角に向け、全面洗浄する。
洗浄機の吐出圧:150kg/cm2以上であることを確認す る。
洗い残し部がないか全面確認する。
コンクリートの水引き状態を確認する。


単独作業は厳禁。

必ず2名以上の共同作業とし相互監視を行うこと 。
洗浄ノズルのレバーは固縛しないこと。
作業通路の整理整頓、高圧ホースの流れ、ねじれ等の 修正を確認しながら作業を行う。
3.墨打ち・墨出し作業 /養生作業
(1) 設計寸法通りマーキングを 行い、養生(マスキングテープ)作業を行う。
材料が飛散、落下するため、作業面の下部周辺の チェーンフライト、ホイール等はビニールシート等で養生する。

4. ピラコート及びラインガード調合・混練作業
(1) 材料の調合・混合
規定量のエマルジョンを混合容器に入れ撹拌し、各種塗材を下図の手順で混練する。

材料は必ず、十分に撹拌すること。
調合した材料は使用直前に再度撹拌し、使用するこ と。
(2) 下地材・防藻材の塗覆面積
○ピラコート(下地材)50kg/セット 約12.5m2/2mm 厚
○ラインガード(防藻材)50kg/セット 約16.6.0m2/1mm 厚

材料の混合。
ラインガードは水で希釈しないこと。
材料の混合は各混練材料の
1/2づつ調合する。
夏季は乾燥が早いので各混練材料の1/4づつを調合 する。
混合容器の隅部は、特に入念に撹拌する。
気温5℃以下での調合はしないこと。
5. ピラコート(下地材)及びラインガード(防藻材)コテ仕上げ作業
WET・ゲージで膜厚を確 認しながら、コテ仕上げ作業を行う。

●ピラコート(下地材) 平均2mm厚
●ラインガード(防藻材)平均1mm厚

(1) ピラコート(下地材)コテ 仕上げ作業
コ テで2回塗りをして2mm厚に平滑に仕上げる。
(1回塗り1mm厚)
コテ仕 上げ作業後、養生テープを取り除き、端部を再度コテ押さえで仕上げる。
(目安)材料の半硬化時
(2) ラインガード(防藻材)コ テ仕上げ作業
コテで2回塗りをして1mm厚に平 滑に仕上げる。
(1回塗り0.5mm厚)
ピラコート(下地 材)より5mm上方に養生テープを貼り、コテ仕上げ端部 は図の様に埋める。

コテ仕上げ作業 後、養生テープを取り除き、プラスチックコテを使い入念 に表面、端部を仕上げる。
(目安)材料の半硬化時 。


作業後降雨が予想される時は必ず塗覆部をブルーシー ト等で多い養生する。
膜圧の確認。
使用材料の確認。
ピラコート
 1mm厚 2kg/m2
 2mm厚 4kg/m2
ラインガード
 1mm厚 3kg/m2
作業通路の整理整頓を行う。
混練塗材について
塗材は30〜60分で使い切る。
夏場は15〜30分で使い切る。
作業について。
5℃以下での施工はしないこと。
必ずコテ塗りで仕上げること。
刷毛引きで仕上げないこと。
下地材はゴムコテ、防藻材はプラスチックコテを使用 する。
後始末作業 1.完了検査
ラインガード(防藻材)コ テ仕上げ作業完了後、客先の立会検査を受ける。
検査項目 ●外観検査(施工範 囲の確認)
●膜圧・出来形検査
●使用済材料(空袋、空缶)検査

2.仮設足場解体、及び 清掃
(1) 客先による立会検査後、仮 設足場解体作業を行う。
(必ず2人以上の共同作業とし、材料の受渡しは、相互合図確認しながら作業する。)
(2) 足場材を槽外搬出後、槽内及び周辺の清掃作業を行 う。
(番線、落下材料の除去。 )
(3) 作業終了後、客先の確認を受ける。
清掃後の廃棄物、使用済材料(空袋、空缶)は全て場 外排出処分とする。

安全帯、手袋などの着用。
単独作業の厳禁。
標準工程表(施工面積:200平方メートルの場合)
追加分